- 2011-5-12
- ようこそ~事務局から
組合員の皆様におかれては、自粛ムードもそこそこに、大型連休を有意義に過ごされたことと存じます。
連合愛媛では、恒例のメーデーを4月29日の愛媛中央メーデーに前後して県下各地で開催しました。とは言っても、やはり例年通りという訳にはいかず『東日本大震災復興支援集会』という形での開催となりました。
ある意味当然といえば当然で、全国の連合系メーデーは従来から行ってきたデモ行進やパレード等のお祭り的なものは控え、義援金カンパ行動などを行ったところが殆どだったと思います。ご来賓の皆様方も全員が『3.11』に触れてからのご挨拶になりましたし、主催者側としても急きょ発災からこの間の経過報告をさせて頂きました。
ちなみに中央メーデーでは参加組合員の皆さんから99,290円の善意が集まりましたし、集会後の中予地協街頭カンパでは(発災後1月半経過して市民の皆さんの関心は薄れたかと思いきや…)1時間弱で29,752円も集まりました。
10年ほど前、当時の連合の笹森会長(現中央労福協会長)が、色んな所で「連合(Rengo)は、re-ngoなんだから、もっともっと地域に出て行って地域の皆さんと連携して…。」って力説されてました。で、現在の連合があるのでしょうが…。松山でもあるNPOの役員さんに「労働組合は皆さん方よりはるか前からNPO,NGO活動をやってきたんですよ。だから今、連合はNGOの再構築を目指してます。」って訴えておられました。
まさに、いま「Non-Governmental Organization」、非政府組織として非営利の活動を全国で、いや全世界で展開しているところです。
今回の活動の終着点はまだまだ先になるでしょうが、組織的に継続できるのは我々連合に他なりません。
根気よく、元気に、「つながろう、NIPPON!」です。
PS.実はこの写真は、連合ボランティア第3陣の最終日に出た最後の食事です。早朝出発のためお弁当を用意頂いたんですが、何と一人一人の弁当にカードが添えてありました。お世話になった宿のスタッフの方の心のこもったメッセージでした。
帰路につく車内の20名は、皆が皆、一言も発せず黙々といただきながら、その想いを噛みしめていたに違いありません。私も黙ってカードをポケットに収めました。
支援、救済のつもりで東北に入ってたはずなのに、逆に励まされ元気をもらって帰りました。この何とも言えない温かい感覚は、今回、東北支援に参加した人は皆感じてるはずです。近いうちにまた、必ずお邪魔します。
2011年5月9日
事務局長 杉本宗之