連合愛媛は、国際労働財団(JILAF)が実施している2025年度招へい事業における地方連合会訪問の協力依頼を受け、11月17日(月)~18日(火)の期間、非英語圏チームとしてインドネシア6名、トルコ6名、通訳2名、LILAF事務局2名の総勢16名を受け入れました。
この事業は、グローバル化が進展する国際社会で、労働運動における世界の労働者との連帯や、相互理解が求められる中、日本各地の雇用状況や地方連合の役割・取り組みなどの見識を深めてもらうこと等を目的に1989年の設立以降、近年では毎年120名規模の奨励者の受け入れに、各地方連合会が協力・実施しているものです。
11月17日(月)、午前は伊予鉄道株式会社古町駅の車両工場を訪れ、新旧車両の見学や整備・安全への配慮などについて視察を行ったのち、自国と日本の労使関係の違いなどについて私鉄愛媛県連と意見交換を行いました。




午後に訪れた県庁では、中村知事から歓迎のあいさつと、愛媛県との関わりや取り組みなどの紹介があり、両国の発展に向けた地方自治体の役割等について意見交換を行いました。


その後、連合愛媛三役・女性委員会メンバーと席を交え、冒頭上甲会長から若手リーダーへの期待などを述べた後、寺田事務局長から連合愛媛の活動等について説明があり、意見交換では日本に対するイメージや女性活躍に向けた課題など、双方から活発な質問があり有意義な時間となりました。


翌11月18日(火)にはポリテクセンター愛媛を訪れ、職業訓練施設としての役割や取り組み状況の説明を受けたあと、プログラミングや建築など実際の訓練場所を見学し、訓練設備や訓練生の状況等について見識を深めました。その後、➀外国人訓練生の受け入れ状況 ②訓練の申し込み状況 ③他県の同センターとの違い ④一番人気ある訓練――などについて、活発な意見交換が行われました。






短期間での交流・学習であり、言葉の壁はありながらもコミュニケーションを図りつつ、互いが理解を深めながら大変意義深い2日間となりました。

国際労働財団(JILAF)とは
JILAFは労働分野における国際的な交流と協力を推進するための機関として、1989年5月、日本のナショナルセンター「連合」によって設立されました。
「社会の礎となる建設的な労使関係の開発」、「スキルを活かした一人ひとりの未来を創る活動」、「世界の労働分野で活躍する人材の育成」を大きな柱とし、持続可能な社会に向けての取り組みを行っています。
※JILAFの招へい事業は、各国の労働組合の指導者を日本に招き、日本における労働運動や労使関係などを学習することを通じて、自国の労働運動や労働環境の整備に役立てていただくことを目的実施されています。

0120-154-052
